歌詞
近江の朝 そろばんが鳴る
米と道を 兵站に結ぶ
秀吉様の 政を支え
豊臣政権 五奉行の一人
佐和山の風 筆先走る
秀吉様が 空へ帰れば
徳川家康 力を伸ばす
毛利輝元を 総大将に
西軍をまとめ 旗を上げる
関ヶ原の戦い 土が唸る
海などないのに 潮が満ちる
西軍の旗 ぼろぼろの帆
豊臣の船 沈ませるものか
浜辺の終わり祭り
朝霧とぬかるみ 狼煙が滲む
東軍の向こう 家康の陣
松尾山の 小早川秀秋
動かぬ旗を 睨んで待つ
刃が味方へ 向きを変える
西軍の波 真ん中で割れる
関ヶ原の戦い 空が裂ける
海なき空に 黒い飛沫
太鼓とラッパが 転げて笑う
浜辺の終わり祭り
山へ逃げても ついには捕らわれ
京都の町で 最後を迎える
利害と恐れ 帳簿に載らぬ
それでも掟を 手放せなかった
関ヶ原の戦い 土が唸る
海などないのに 潮が満ちる
豊臣政権 消えないでくれ
西軍の旗 もう一度呼ぶ
蟹もラッパも 狂って進む
ぼろぼろの帆でも まだ風を待つ
学習
石田三成(1560~1600年)は近江国出身で、豊臣秀吉に仕え、兵站や行政を担って豊臣政権の五奉行となり、佐和山城を居城としました。秀吉の死後、徳川家康が勢力を強めると、三成は毛利輝元を総大将とする西軍の中心となり、1600年の関ヶ原の戦いで東軍と激突します。小早川秀秋らの離反で敗れ、のちに京都で処刑されました。対立の背景には、忠義だけでなく諸大名の利害や政権内部の権力争いもありました。
音楽とダンス
性急なアコギ、少し遅れるドラム、歪む深いベースとモーグ、遠い行進ホーンが走る高速ローファイ・インディーフォークロック。かかと・つま先のよろけ行進と波の腕振り、最後の自由回転が合います。
歌出家のコメント
マナブ豊臣政権の五奉行として行政と兵站を担った人が、西軍の中心になって徳川家康と戦ったのですね。関ヶ原の戦いは、小早川秀秋らの離反や諸大名の利害も結果を左右したと分かりました。



性急なアコギに、緩く転がるドラムと歪んだ深いベースが食らいつく高速ローファイ・インディーフォークロックだ。高音でひび割れる男声と、不揃いの行進ホーンが崩れ込む終盤がたまらないね。



かかと、つま先の順で少しよろけるように行進し、腕は波のように左右へ揺らしてみて! 終盤は自由回転へ一気になだれ込む。海辺の終末みたいな踊ってみた、待ってる!



アコギは性急なかき鳴らしを止めず、サビの下で低い歪みのドローンを伸ばす。終盤は不揃いの行進ホーンを重ねると格好いい。崩れそうな弾いてみた、聴かせて。



登場人物が多い関ヶ原は、立場の違いが絡まって戸惑うこともあります。この曲から五奉行の仕事や西軍と東軍の動きに目が向き、子どもたちの学びが少し深まったらうれしいです。



筋を通したい気持ちがあっても、人は理屈だけで同じ方向へ動くとは限らないのかもしれない。子どもには、自分の考えを大切にしながら、相手の事情や迷いにも耳を澄ませられる大人になってほしいと思う。
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最終更新:2026年8月1日










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