歌詞
江戸八重洲の川岸に
火消しを継いだ少年
歌川豊広の門をくぐり
絵の道へと歩き出す
日本橋から旅が始まる
東海道五十三次
宿場を結ぶ人の流れ
草鞋の音まで絵に残す
箱根の坂は雲をまとい
庄野の雨は斜めに走る
蒲原の雪は音を消して
同じ道にも季節が巡る
景色は動く 空が語る
風と光が時を運ぶ
名もない旅人の一瞬を
一枚の中で歩かせる
版元が企画し 絵師が描き
彫師が彫って 摺師が重ねる
色を重ねる木版画
浮世絵は江戸から広がる
名所江戸百景では
見慣れた江戸を見つめ直す
通り過ぎてしまう今日さえ
広重の一枚が今へ運ぶ
学習
うたでまなび舎のこの曲は、江戸時代後期を代表する浮世絵師・歌川広重が、旅先や江戸の景色を一枚の中へ残した歩みを歌っています。広重は江戸八重洲河岸の火消しの家に生まれ、家業を継ぐ一方で、歌川豊広に弟子入りして絵を学びました。代表作の東海道五十三次では、日本橋から続く街道の宿場、旅人、雨や雪などを情感豊かに描いて人気を集めました。当時の多色摺り木版画は、版元が企画し、絵師・彫師・摺師が分業して作りました。晩年の名所江戸百景では、見慣れた江戸の景色を大胆な構図で描き、季節や天候、人々の暮らしまで今へ伝えています。歌詞の音や心情は、作品と史実をもとにした詩的表現です。
音楽とダンス
バリトンサックスの太い音に、ドリルトラップの細かなリズム、明るいポップとテクノビートを重ねた曲です。弾くなら、低音の短い合図と電子音の反復で、景色が次々に切り替わる感じを作れます。踊るなら、旅人の歩みを思わせる足運びに、斜めに走る雨や広がる景色を腕の線で表す動きを組み合わせて楽しめます。
歌出家の会話
マナブ同じ東海道でも、雨や雪、宿場を歩く人まで描き分けたんですね。景色だけではないことが分かりました。



そうだ。広重の絵は、風や足音まで聞こえてきそうだろ。この曲も太いサックスと細かなビートで、景色が動く感じを鳴らしているんだぜ。



低い音を短く入れて、雨の場面ではリズムを細かく刻む。景色ごとに音色を少し変えると、弾いていて面白そう。



木版画も一人だけの仕事じゃない。版元、絵師、彫師、摺師が技を重ねて一枚になる。音楽をみんなで作るのと似ているな。



いつもの道も、天気や人の動きまでよく見ると違って見えるのね。マナブにも、身近な景色を丁寧に見る目が育ったらうれしいわ。



東海道五十三次と名所江戸百景を見比べて、季節や人の描き方を探してみます。
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最終更新:2026年8月1日










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